【葬儀は場所選びも大切】斎場の種類と選び方

お寺での葬儀

お寺での葬儀の写真

昔は菩提寺のお寺の本堂を借りてお葬式をするケースがあり、「寺院葬」と呼ばれます。現在も寺院関係者やお寺との関係の深い檀家のお葬式を行う際に、仏教寺院が使用されるケースがあります。お寺でお葬式を行う人の特徴として、格の高い家柄であったり社会的な地位がある場合が多いです。このためお寺を利用することにより、格式の高いお葬式を行うことができるというメリットがあります。お寺でお葬式を行うデメリットは、多くの人が弔問に訪れる場合は受付場所や待合室などを設置しなければならないことです。規模が大きなお寺であれば、本堂とは別に結婚式やお葬式に使用ができる控室や集会場・座禅道場などを備えている場合があります。これに対して規模の小さなお寺は、お葬式を考慮して設計されてはいません。受付などのためにテントを設営する場合には、余分の費用がかかってしまいます。本堂には仏様を安置するための荘厳や祭壇がありますが、お葬式で故人を安置する祭壇は別に設置しなければなりません。お葬式を行うためには本堂の荘厳や祭壇を全て幕で隠す必要があるので、余分の手間と費用がかかります。このため仏教寺院でお葬式を行うと、他の施設を利用する場合よりも多くの費用がかかってしまうことが多いです。当然の事ですが、お寺でお葬式をすることができるのは檀家に限られます。ちなみに仏教のお寺以外にもイスラム教寺院(モスク)・キリスト教の教会などでもお葬式に使用されることがありますが、神道の神社については葬儀のために使用することは不可能です。