【葬儀は場所選びも大切】斎場の種類と選び方

自宅での葬儀

自宅での葬儀の写真

大きな部屋がある戸建住宅であれば、自宅でお葬式を行う事も可能です。自宅でお葬式を行う最大のメリットは、慣れ親しんだ家で最後のお別れができることです。ご近所の方が弔問に訪れる場合にも、自宅であれば便利です。自宅を利用すれば会場を借りる費用がかかりませんし、出棺までの間に家族が故人と一緒に過ごすことができます。自宅でお葬式を行う際の注意点は、家の中で納棺を行う場合でも出棺の時に葬儀の会場から玄関まで棺を運ばなければならないことです。長尺の棺を寝かせた状態を保ちつつ、居間や広間から玄関まで運ぶことが出来ることを事前に確認しておく必要があります。自宅でお葬式を行う場合のデメリットは、葬儀社のサポートを受ける場合であっても住人が掃除や会場の設営・撤収などの多くの作業を行わなければならないことです。葬儀社のスタッフは慣れていない会場でお葬式を行うため、葬儀専用に設計された斎場を使用する場合よりも手間がかかってしまいます。出棺後は霊柩車で火葬場に移動するので、自宅の前の道路に駐車スペースを確保する必要もあります。ご近所の方に、十分な配慮を払わなければなりません。場合によってはご近所の方や親戚の助けを借りなければならず、お葬式が終わった後も挨拶をしたり返礼品を渡すなどの配慮が必要です。そのため自宅でお葬式を行う場合には、家族の精神的・肉体的な負担が非常に大きくなってしまいます。故人と一緒に過ごした自宅でお葬式を行えば、アットホームな雰囲気で最後の時間を過ごすことができます。ただしご近所の方に知られてしまうので、家族葬や少人数のお葬式には不向きです。